2008年2月10日日曜日

「アザーズ」を観る

ミッドナイト・シネマで、ニコール・キッドマンのスタイリッシュ・ホラー、「アザーズ(The others)」を観る。


いや、なんっつっても、ニコール・キッドマンの美しさがハンパないっスよ。もう“人間離れ”してますもんねぇ。立ち上る雰囲気が。その、暗闇の中に立つだけで。
禍々しいくらいです。マジで。冒頭の20分くらいは、ホントに見とれっぱなし。

登場人物は、ほぼ最小限と言ってもいいくらいの少なさで、舞台も、一軒のお屋敷の中だけ。その中で、観る側を飽きさせないで、グッと引き込みつづけるのは、もちろんシナリオと演出の良さもあるんでしょうけど、その、二コール・キッドマンの“美貌”がなければ成立してないっス。絶対。

モニカ・ベルッチやペネロペ・クルスが、いわゆる肉感的な、マリリン・モンロー直系の“美しさ”とするなら、二コール・キッドマンの持つそれは、例えばグレース・ケリーとかイングリッド・バーグマンとか、そういう系譜に連なるのかなぁ、とか。
そういう意味では、グウィネス・パルトロウなんかは、オードリー・ヘップバーンかな、とか。


いや、美貌の系譜について書いてる場合じゃないっスね。映画の感想のブログでした。


シナリオとしては、とにかくラストのオチに全てが集約されていくワケで、そこに向かって幾つも伏線を張るんですが、なんていうか、作品全体としては、とにかくカット割りで緊張感を高めていく、みたいな手法ですよね。
造形されたキャラクターも、俳優たちの演技も、屋敷の雰囲気も、全てが“不気味”で怪しくて、まぁ、見事なんですが、その、カット割りがいちいち“怪しい”んですよねぇ。こっちの「これはひょっとしたら、後々~」みたいな、「謎解き心理」をくすぐってくるんですよ。

それから、ワリと間がたっぷり取ってあって、それは、まぁ、ニコール・キッドマンの美しさを堪能する時間でもあるんだけど、同時に、受け手が「オチを推理する」時間でもあるんですよ。色々想像力を働かす時間。受け手に推理させる時間、というか。
途中で結末はなんとなく分かるんですけど、でも、途中で色々ミスリードさせる仕掛けもあるし。


ホラーとか、マジで苦手なんで、ホントにドキドキしながら観てましたけど、ま、良い作品でした。





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