2008年3月4日火曜日

「インパルス」を観る

月曜映画で「インパルス」を観る。


いわゆる“深夜映画”の枠ではおなじみ、ちょっとお色気が入ったB級作品ですが、結構良かったです。
いかにも80年代という感じの、ゴージャスなヘアスタイルと薄い唇(口紅をもの凄く薄いシェイプで塗っているんです)が印象的なヒロインなんですが、いわゆる“働く女性”の苦悩も抱えつつ、オープニングはもの凄いセクシーショットだし、その後にはノワール感が漂うショットから爆破シーン。
ただ、その爆破シーンは、ストーリーとは全く関係ない、NYで、でした。意味分かんない。
全く必要性のないヌードシーンも、それはそれで良し、という感じ。メロドラマ・パートになった途端に、取ってつけたようにムード音楽っぽいラテンが流れて、やや安っぽかったですけどね。


その後は、犯罪組織のボスを挙げようとする検事と刑事たちを描いているんですが、その、捜査機関同士の対立や、捜査が旨く進まなかったり、ちょっとしたトリックがあったりと、なかなかしっかりしたシナリオ。良かったです。
特に、検事と刑事の関係がとても上手で、主人公も交えた三角関係になったりして、それが捜査に微妙に影響を与えちゃったりして。


演出や画で魅せる作品ではないんですが、そういう、ストーリーをドライブさせていく巧さ、というんでしょうかねぇ。結構勉強になる感じでした。


ラストも、ちょっとだけオシャレで、好感度アップ。


まぁ、もうちょっとメジャーなキャストでやれば、もっと評価された作品なんじゃないのか、と。
映画館で観たいとは思いませんが、一見の価値はある作品だな、というのが、俺の評価でっす。


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