2007年8月19日日曜日

「アニマトリックス」を観る

「ルネッサンス」「ジニアス・パーティー」に続いて、実は未見だった、「アニマトリックス」を。

面白かったですねぇ。どのエピソードも。本編の物語世界を全方位的に語る、という“外伝”としての意味もちゃんと通ってるし、それぞれのクリエイターもやりたい事をちゃんとやりきってるっていう感じじゃないでしょうか。
世界観を補強するってことでは、ちゃんと出来てますよね。

多分、「ジニアス・パーティー」のオムニバス形式という纏め方は、この作品にヒントを得て「俺らもやってみっか」的にやってみたんだと思うんですが。
やっぱり、“外伝”ってことで、いちいちキッチリとしたオチをつけなくていい、みたいな部分では、こっちの方が、作り方は楽なのかもしれないな、と。受け手がある程度は咀嚼してくれるワケで。
画とかスタイルとかがバラバラでも、全部スッと見れるのは、そういう部分なのかな。シナリオがちょっとくらい弱くても、ね。

でも、作品全体で見せる、というか。雰囲気だけで見せるって、全然アリだと思うんで。俺は。

内容は、例えば、人類対機械(アンドロイド?)の対立・戦争なんて、それだけで超大作のテーマになりうる物語ですからね。ま、浦沢直樹の「プルート」なんて、モロにそうだけどね。スピルバーグの「A.I.」もそうだしね。
ま、そういうのの焼き直しではあるんだけど、でも、ちゃんと語り切ってて、俺は好印象でした。

「探偵物語」も、スチームパンクな感じの背景も含めて、非常に良かったです。
マトリックスの一部として、ああいう世界がパラレルに存在してるってことですよね。その辺の諸々も含めて、個人的には、大好きなアレですね。

人類対機械(アンドロイド)の、第何次かは分かりませんが、世界大戦があるとして・・・。機械が勝った世界が「マトリックス」なワケですが、例えば人間が勝つと、「ナウシカ」ですね、きっと。

というワケで、次は、スタジオジブリの短編作品を集めたのを観たいな、と。
ウチの近所のビデオ屋さんには置いてなかったんで、探さないといけないんだけど。

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