2010年1月12日火曜日

コールドケース「列車」を観た

CSIと同じく、テレビ東京で放送している「コールドケース」の、「列車」という回が良かったので。


基本的に、この「コールドケース」はハズレがなくって、毎回面白いんですが、今回の「列車」は、まぁ、良かったです。
“列車”というのは、“列車の絵”という意味で、列車(アムトラック?)の切符に描かれた列車の絵、ということですね。
列車の絵を3歳の少年が覚えていて、それがきっかけで真犯人の逮捕(つまり、事件の解明)に繋がる、という。


ちなみに、この“コールドケース”というのは、「犯人逮捕に至らずに迷宮入りしてしまっている事件」という意味です。“コールド”っていうのは、冷やしておく、とか、そういう意味ですね。
そういう事件の“再捜査”をする、というのが「コールドケース」という番組の特徴。

で、常に“過去”が描かれるワケですね。
ここが個人的に面白くって、過去と現在の2つのストーリーのラインがあるんです。常に。

で。
今回のストーリーは、過去の未解決殺人事件の被害者が、さらに時間を遡った過去では、ある事件の加害者だった、という。
逆転してるんですね。
この構造が良かった。

ある事件というのは、幼児誘拐事件で、その、誘拐された幼児、というのが、現在ではティーンネイジャーになってて(列車の絵を覚えているのは、このティーンネイジャー)、で、かなりの不良少年になってしまってるんですね。


この、不良少年と捜査陣との心の交流、みたいなのがもう一つ裏ストーリーとしてあって。

未解決だった事件の捜査のプロットが、過去の誘拐事件(当然、これも未解決)と、現在の、ティーンネイジャーが抱える愛情不全に因る(と、思われる)トラブルのプロットも兼ねている、という構造になってて。

三つが同時に進行していく。


これは、こういう構造にする、という所のアイデアさえ固まれば、あとは自然と出来上がってくるストーリーだとは思うんですが、その、最初の部分はねぇ。
凄いアイデアだと思うんです。

凄いな、と。




あと、「コールドケース」は、主人公の女性刑事が好きなんですよねぇ。

フェミニンなんだけど仕事もやりますよ、という。
スーツ着て、男の同僚たちに混じって(従えて)バリバリ仕事するよ、と。
でも、そんなに肩肘張ってるって感じでもなく。

そのスーツに、髪を無造作っぽく後ろでギュッとまとめてる髪型とか、かなりポイント高いですよ。マジで。

なかなかこういう存在感っていうのは作れないですよねぇ。


うん。


毎週、かなり遅い時間の放送なんですけどね。

好きです。

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