2009年7月12日日曜日

昨日の「ER」

えー、久しぶりの更新になってしまいました。


昨日(土曜日)に観た「ER」が、久しぶりにキレキレな感じで、思わずテンションが上がってしまった…。

テーマは「男と女」とか、そんな感じだと思うんですけど。

色んな「男女」が登場して、という。
イカれてるカップル(コカインとマリファナのカクテルで、家に篭ってヤリまくってる)、仕事場で対立する男と女、女同士、協力し合う女同士、プレイボーイのドクターの今の彼女と元カノ、今の彼女の妊娠が発覚、それから、敬意で繋がる男同士、みたいな感じ。


「男と女」というか、“関係性”みたいな感じなのかなぁ。個人と個人の間にあり得る色んな関係性、みたいな感じ。

う~ん。
かなりグッと来た…。



映像的にはもっと斬れ味が鋭くって、特に、奥行きを利用した画と演出を多用してて。
こういうのを、画面設計とか、画面構成とか言うんでしょうかね。

手前にメインの人物がいて、奥にまた別の人物がいて、ピンボケ(と、ピン送り)を利用した画だったり。
思わず唸ったのは、その、奥にピンボケした人がいる、という手法をさんざん繰り返した後、最後に、なんと人物の“手前”に絵葉書の写真が入り込んでくる、という“逆”を持ってくる演出。
「うわ」みたいな。「手前に来た!」という。


それから、これは冒頭に近い時間だったんだけど、「ER」らしい、登場人物もセリフもごちゃごちゃしたシークエンスがずーっと続いて、人が出たり入ったりしてるんだけど、キーとなるセリフが発せられて、カットが変わると、突然「男だけ」の画になるんですね。
この画も、奥行きが利用されてて、手前に(そのカットでは)メインの人物がいて、背後に(そのカットでは)“その他大勢”の男たちがいて、という感じに。
それまでは、男も女もたくさんいて、わいわい言い合いながら進行してて(カットの数も多い)、それが突然、男だけのショットになる、という。

これは良かった。



う~ん。



ちなみに、来週の「ER」は、カーター先生がダルフールで、というエピソードらしい。
話がデカい。

ガラントはイラクに居るワケだし。

イラク、アフリカ紛争、シカゴの底辺に生きる男女。
まぁ、色んなモノを内包しているドラマなのだ、と。

ま、作品として、それが良いか悪いかっつーのは、さておき。


その、製作者サイドの志という範疇のアレですよね。
まぁ、そこは買いたいな、と。



いや。
幸せな1時間でした。

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