tag:blogger.com,1999:blog-7018943968008526252024-03-14T01:44:34.219+09:00Talkin'bout MoviesUnknownnoreply@blogger.comBlogger254125tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-45307636983335569982015-02-12T22:58:00.002+09:002021-11-01T23:31:45.325+09:00「エージェント・マロリー」を観たお正月にBSジャパンで放送してたのをHDDに録画してあった、スティーヴン・ソダーバーグ監督の「エージェント・マロリー」を観た。
2012年の公開作品。
主演に、プロの女性格闘家を起用した、ということで、少し話題になってて、個人的にも気になってた作品。
S・ソダーバーグは、この作品の何本か前に、「ガールフレンド・エクスペリエンス」という作品で、同じように“本職”のポルノ女優を主演に起用してますけど、その作品は、なんていうか、ほぼ“手癖”だけで撮られた、という感じの“小品”だったんですが、結構面白くて、さすがだな、と。
不思議なのは、この作品も「ガールフレンド・エクスペリエンス」も、女優さんがちゃんとそこに役として存在している、というトコ。
演技に関して、何か特別のレッスン・プログラムみたいなのがあるのか、それとも、専らソダーバーグの演出によって導かれているのか。
ポルノ女優だろうUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-1953574028899039292015-01-27T22:53:00.001+09:002021-11-03T21:07:36.352+09:00「トゥルース 闇の告発」を観たCSの映画チャンネル・ムービープラスで、レイチェル・ワイズ主演の「トゥルース 闇の告発」を観た。
ベネディクト・カンバーバッチ特集企画の中の作品だったんですが、カンバーバッチは実は端役ででしか出てきません。
同じく、モニカ・ベルッチも登場しますが、こちらも脇役。
というかですねぇ。
このスター二人が、脇役なワケですけど、なんていうか、例えばいわゆる“二時間サスペンス”だと「萩原流行(もしくは本田博太郎)は必ず犯人だ」みたいな“法則”があるワケですよ。
名前のある俳優が演じているキャラクターなんだから、重要な役どころに違いない、みたいな。
この作品でも、カンバーバッチが「あとで出てきて窮地を救うんだろな」みたいに思っちゃったりするワケですよねぇ。
毒されている、と言えばそうなんですけど。
「これは何かの伏線に違いない」と勝手に思い込んでしまう、という。
ところがまぁ、そういうUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-59689169692346145102014-12-26T17:38:00.001+09:002022-06-28T20:00:19.629+09:00「インターステラー」を観たクリストファー・ノーラン監督の新作「インターステラー」を、クリスマスにイオンモール内のシネコン、Tジョイ京都で観た。
C・ノーランは、まぁ、言うまでもないことですけど、今一番旬なハリウッド・フィルムメーカーなワケですよねぇ。
「ダークナイト」で、シネフィルからマスマーケットまで、幅広く、各方面それぞれのツボをガッチリ掴んだワケで。
「インセプション」は、ディカプリオや渡辺謙やジョセフ・ゴードン=レヴィットといった、マネーメイク・スターをズラッと並べたオールスターキャストでしたが、今作は、もちろん“オールスター”ではあるんですけど、受けた印象としては、ちょっと地味め。
これは、実は、演出のアレなんですよね。
誰もが、「如何に実際にいるかのように」撮られていて、アン・ハサウェイも化粧っ気全然なしって感じで出てきますし。
主役マシュー・マコノヒーの“農夫”っぷりとか、なかなかですよUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-22113089249306348442014-12-11T22:02:00.000+09:002015-01-09T22:03:07.927+09:00「Nas / life is illmatic」を観た立誠シネマで、稀代のリリシストNasのドキュメンタリー「life is illmatic」を観た。
ナズNasの、半生を描く、ということではなく、デビューアルバム「illmatic」と、そこに至るまでの少年時代を追う、という形のドキュメンタリー。
基本的に、この切り取り方が成功している作品、ですね。
人生全体ではなく、あるいは当時のヒップホップ全体でもなく(ギャングスタラップについては、まったく言及がない)、天才ナズの、一作目に絞った内容で。
ひとつ面白かったのが、「影響を受けた」という色んなアーティストのインタビューが出て来るんですが、殆どが、一言だけ、というところ。
なんて贅沢なんだ、というか。
アリシア・キーズなんか、いつものバッチリメイクでインタビューに応えてるんですが、ほぼ「凄かった」ってだけで終わってます。
作品がとにかく締まった感じUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-1927485937095377202014-12-08T15:22:00.000+09:002015-01-09T22:13:11.818+09:00「ジョン・ラーベ ~南京のシンドラー」を観た一部で話題になっていた作品、「ジョン・ラーベ ~南京のシンドラー」を観た。
観てきました。
京都市内の、社会福祉協議会の持ってる施設の中の会議室での、上映会、という形で。
料金は、1000円。
南京事件を扱っている、ということで、配給会社を通じての一般公開はされない、という、まぁ、その辺の話は、ここではそんなに深くは触れませんが、そういう諸々の“事情”があった、という作品です。
たまたま、なんかの拍子に、「京都でも上映される」ということが分かって、いい機会だから、ということで行ってきました。
なんか、盛況でした。
やっぱりそういう“事情”が、逆に宣伝効果を生んでいるんだと思います。
客層は、やっぱりちょっと、特徴ありましたけどね。
まぁ、こういう、市民の手による上映会、というのは、とてもいいことだと思うんで、今回のこの作品に関する“活動”が、今後の一つのメルクマールになればいいUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-63078233468879459782014-12-04T13:26:00.001+09:002021-11-01T23:38:06.204+09:00「日本列島」を観た京都文化博物館フィルムシアターの宇野重吉特集上映で、熊井啓監督の「日本列島」を観た。
65年公開のモノクロフィルムの作品で、いわゆる“黒い霧”系のサスペンス、ですね。
面白かったです。
主演の宇野重吉が演じる人物は、在日米軍のMPの通訳を務めている、というキャラクターで、軍の関係者(当然、アメリカ人)が巻き込まれた“未解決事件”の調査をして欲しい、と、アメリカ人の上司に依頼される、というのが話の起こり。
まず、ここが新鮮だなぁ、と。
右向いても左向いても警察官なワケですよ。最近は。
元英語教師の、占領軍の通訳。
“相棒”役に、二谷英明が居るんですけど、彼は新聞記者。
未解決事件を“特ダネ”として追いかける記者なワケですけど、彼の、警察組織との関係性の描き方も、面白い。
そもそも事件が“未解決”なのは、日本の警察とアメリカ軍との間での“綱引き”みたいなのがあったからで、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-36033631020043362122014-12-02T21:14:00.002+09:002021-11-01T23:40:50.606+09:00「自由と壁とヒップホップ」を観た立誠シネマ・プロジェクトでやってた、パレスチナのラッパーたちのドキュメンタリー「自由を壁とヒップホップ」を観た。
この作品は、確か去年か一昨年に日本で公開されてて、観たいとは思ってたんだけど、なんだかんだで見逃してしまっていたヤツで。
なぜか、今年のこのタイミングで、京都の(超)ミニシアターで上映する、ということで、観て参りました。
良かったです。
惜しむらくは、なんていうか、「パレスチナにラッパーがいる」というところにとどまっていること。
そこが惜しい。
もう少し、パレスチナが強いられている状況なり、彼ら(ラッパーたち)の音楽性なり内面なりを、深く掘り下げて欲しかったなぁ、と。
惜しむらくは、ですけどね。
「パレスチナにもヒップホップを体現しているラッパーたちがいる」というメッセージを、世界中にいる「ヒップホップ・ネイション」に集う人々にそれを伝え、連帯を呼びかけるUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-17744396460944068382014-11-14T01:05:00.001+09:002021-11-03T21:08:29.092+09:00「誰よりも狙われた男」を観た二条シネマのレイトショーで、ジョン・ル・カレ原作、フィリップ・シーモア・ホフマン主演の「誰よりも狙われた男」を観た。
いやぁ、良かったです。
時間的に、かなり無理して行ったんですが(帰りも終電でギリギリ)、劇場に観に行った甲斐がありました。
舞台は、ドイツの港湾都市ハンブルグ。
単純に“港湾”というだけでなく、いわゆる“結節点”の一つ、ということですよね。ヨーロッパの。
それから、やっぱり「首都ではない」という部分でも、主人公の「左遷された先」というニュアンスがあるワケで、そういう意味でも、この「ハンブルグが舞台になっている」というのは、ストーリー上でも重要なファクターになってまして。
で。
まず、冒頭15分くらいで、舞台が港湾都市であること、主人公(ホフマン)が“ある組織”を率いていること、その組織が「警察ではないこと」が明示されます。
“港湾都市”、というより、なんてUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-88065636973095431722014-10-20T22:45:00.001+09:002015-01-10T08:18:56.717+09:00「御法度」を観たCSの日本映画専門チャンネルでやってた、大島渚監督の遺作「御法度」を観た。
もう20年前か、と。
なんか、まずそんな感慨が来ちゃいました。
崔洋一監督も、なんか今やすっかり“テレビコメンテーター”だしなぁ、なんて。
(もちろん、ずっと作品は作り続けているワケですけど。)
新撰組を題材に、ということで、日本人なら誰でも知ってるワケです。
男が二人いて、片方が「トシ」と呼びかければ、その男がどんな格好をしてても、どんな背格好でも、呼ばれた方は土方歳三で、呼んだ方は近藤勇である、と。
もう、誰もが分かってしまう。
近藤勇の側に美青年が立っていれば、それは沖田総司である、と。
誰もが了解できるワケです。
そういう前提で、ストーリーが語られ始める。
どうしてこういう指摘をするかっていうと、それは、衣装のインパクトが圧倒的にあるから。
あの、水色の模様が入った羽織、というのが、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-61092262352507882932014-07-31T17:17:00.002+09:002021-11-03T21:09:00.241+09:00「北陸代理戦争」を観たCSの日本映画専門チャンネルで、深作欣二監督の「北陸代理戦争」を観た。
なんでも、“東映チャンネル”との合同企画ってことで、仁侠映画特集というのをやってて、今月は「北陸代理戦争」。
先月は「県警対組織暴力」だった、ということで。
深作監督、松方弘樹主演の、お馴染みの“実録”作品、ですね。
ただ、この作品の中で、個人的に一番印象的なのは、野川由美子が演じるキャラクターなんですよ。
その美しさはともかく(ホントにハッとする瞬間が、幾つもあります)、このキャラクターの輝きが、後々の「極道の妻たち」というシリーズに繋がったんだな、と。
「仁義なき」シリーズから、「極道の妻たち」へ、という、まぁ、別にそういう風に“映画史”的に考えてみても、だから何なんだ、という話ではあるんですけど。
弟と妹がいる、姉。
飲み屋の女将で、“男”を乗り換えていくようにして、“店”が大きくなっていく。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-53411118774616351522014-07-28T13:47:00.002+09:002021-11-03T21:09:37.644+09:00「容疑者」を観たBS日テレでやってた、ロバート・デニーロ主演の「容疑者」を観た。
原題は「City by the sea」ということで、「海沿いの街」ってことですね。
NY近郊の、ロングアイランドの南岸のビーチが、そこです。
最初はコニーアイランドかと思ったんですが、もっと寂れた、つまりもっと“郊外”の場所でした。
ただ、実は、あんまり「海沿いの街」ってとこに意味はなくて、ただ主人公がそこで育った、というだけのことなんですけど、まぁ、製作者サイドには、思い入れのある場所なのでしょう。
印象的なショットが幾つかあって、その辺には“思い入れ”を感じました。
ストーリーラインは、ちょっと凝ってて、主人公は(もちろん)ロバート・デニーロ。
NY市警の刑事で、生まれ育った街(ロングアイランド)からは離れて、市内の署で勤務してて、家族はなくて、独り暮らし。
同じアパートの下の階に暮らす女性と、恋愛中。
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-89060120877709692014-07-15T23:22:00.000+09:002015-01-10T08:16:28.840+09:00「アクト・オブ・キリング」を観た京都の木屋町にある立誠シネマプロジェクトという、 “超”がつくミニシアターで、ドキュメンタリー“問題作”「アクト・オブ・キリング」を観た。
ツイッターの自分のタイムラインで、東京での公開のタイミングでかなり話題になってて、それで「京都じゃ観れないだろうなぁ」なんて思ってたんですが、予想外に、やってたので、ということで、観に行ってきました。
この「ツイッターで話題になってた」以上の情報を殆ど仕入れないままだったので、実は「アクト・オブ~」の意味をよく分かってなくて、タイムライン上の感想も、なんか普通、というか、今思うと平易で安直な(≒チープな)ものばかりだったなぁ、という感じなんですが、要するに、“ストレートな”ドキュメンタリー作品ではなかった、というか。
もちろん、仮に、この題材に対して、ストレートに作られていたとしても、それはそれで、当然かなり“強い”内容の作品になっていたとは思うUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-71663897708526897862014-07-03T17:52:00.001+09:002021-11-03T21:10:43.665+09:00「県警対組織暴力」を観たCSの日本映画専門チャンネルでやってた、深作欣二監督/笠原和夫脚本の超クラシック「県警対組織暴力」を観た。
もう、紛うことなき名作なワケですけど、「仁義なき戦い」で“発見”された実録路線が、ある種の“洗練”を経てこの作品に辿り着いた、という、なんていうか、一つの到達点、というか。
日本映画の歴史には、当然幾つかの“ピーク”があるワケですけど、個人的にはその幾つかあるピークの一つのような気がしますね。
もちろん、途を開いた「仁義なき戦い」も素晴らしいですけど、粘着度と湿度が増していくところと、シリーズ化されることによって、“逆に”ある種の様式を帯びるようになっていく感じもあるワケで、まぁ、完全に好みのアレですけど、個人的には、この作品のドライな感じの方が、好きです。
さて。
まず、冒頭の「この作品はフィクションである」という“但し書き”からして、もう“掴み”に掛かってくるワケUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-79852815653341799752014-05-15T20:33:00.001+09:002021-11-03T21:11:15.665+09:00「L.A.大捜査線/狼たちの街」を観たまさかの“捜査線”つながりで、BS-TBSで放送してた「L.A.大捜査線/狼たちの街」を観た。
「CSI」でお馴染み、ウィリアム・L・ピーターセン主演、ということで、若き日のピーターセンが、とてもシャープな存在感で出てきます。
「CSI」では、なんかモサモサした、なんかすっトロい印象の役柄として出てくるワケで、かなり新鮮ですけど。
敵役は、これもまた、若々しいウォレム・デフォー。こちらは、デフォーはいつでもデフォー、という感じで、怪演。
ストーリーは、けっこう込み入ってて、単純に話の面白さを感じる内容でした。
主人公は、シークレット・サービス。
シークレット・サービスっていうのは、(当時は)アメリカ政府の財務省の管轄下の捜査機関で、贋札の捜査っていうのが大事な任務としてあるワケですね。
もう一つの、要人の警護っていう任務の方がよく知られてますけど。
その、主人公は、ただ捜査Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-52073585741794996582014-05-14T23:31:00.000+09:002014-05-15T20:12:03.314+09:00「復讐捜査線」を観たCSのFOXムービーでやってた、メル・ギブソン主演の「復讐捜査線」を観た。
原題は「Edge of Darkness」、ということで、なんだろう、直訳すると「暗闇の端」ってことで、闇と明るい部分の境界線ってことですね。
しかし、完全に余談ですが、“捜査線”って言葉、現実に使ってるんだろうか?
新聞とか、実際のニュースでは一度も見たことないですけど、タイトルにはやたら出てくる言葉。
捜査線。
で。
舞台はボストン。老いた刑事であるメル・ギブソンは、帰郷してきた娘を空港に迎えに行く。久しぶりの再会。
ところが、娘の体調が、なんか思わしくない。吐いたりしてて、「つわりか?」と一瞬思わせといて、娘本人の口から「妊娠じゃないから」と。
じゃあなんだ、ということなワケですけど、その大事な告白をする、という時に、なんと、ショットガンを構えた暴漢に、撃たれて死んでしまうんです。
このUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-74006195078087007252014-04-24T17:39:00.001+09:002021-11-03T21:11:50.013+09:00「レイヤー・ケーキ」を観たCSのムービープラス・チャンネルでやっていた、ダニエル・クレイグ主演の「レイヤー・ケーキ」を観た。
2004年のイギリスで製作、ということで、全然知らない作品でした。
監督は、マシュー・ヴォーンという人で、ガイ・リッチー人脈の人らしいんですが、G・リッチーとは一味違うスタイリッシュさがあって、好感。
良い作品でした。
面白かったです。
原作の小説がある、とのことで、映画化に関しては、脚本もその作家が担当してます。この、シナリオが、まず良い。
かなり込み入ったストーリーで、まぁ、幾つもどんでん返しを、みたいな作りになってるんですが、なんていうか、ただ“裏切る”だけじゃない、と。
ちゃんとストーリーとして成立してて、無理のない形でひっくり返していく。
これは、なかなか出来ないですよ。
後から考えても、ちゃんと辻褄が合うようになってたりとか、“ちゃんと”作ってある、という感じで。
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-42095434066335337842014-02-13T16:19:00.001+09:002021-11-03T21:12:28.742+09:00「地下水道」を観たポーランドのアンジェイ・ワイダ監督の「地下水道」を、京都みなみ会館で観た。
いやぁ、凄いものを観てしまった…。
京都には、小さいけどかなりディープなミニシアター文化が(どうやら)あって、そのミニシアターの一つ、京都みなみ会館という映画館でやってる、特集上映「ポーランド映画祭2014」の上映作品のひとつ、ワイダ監督の「地下水道」を。
ポーランド派。
恥ずかしながら、初めてでした。
舞台は、ドイツ占領下のワルシャワ。大戦末期、いよいよドイツの敗戦が予見されるようになったことから、ポーランド国内のレジスタンスが蜂起して、という。
まず、冒頭の長回しがハンパないです。
爆撃と砲撃で廃墟と化した都市の、街路を、レジスタンスたちが縦隊で歩いていくんですけど、もう延々歩いていく。走ったり、物陰に隠れたりしながら。
それを、ナレーション入りで、延々と撮る。
単純に、「セットどうUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-9780451103366882302014-02-06T16:45:00.000+09:002014-02-06T16:45:35.034+09:00「96時間」を観たCSのムービー・プラス・チャンネルで放送していた、リーアム・ニーソン主演のヒット作「96時間」を観た。
原題は「Taken」ということで、“盗られた”とか、そういう意味でしょうかね。「持ってかれた」ってニュアンスでしょうか。
この邦題だと、実はあんまり切迫感が伝わらない気がしたんですけどねぇ。“96時間”って、結構長い気がしちゃって。
単純に“48時間”の2倍ですもんねぇ。
ま、瑣末な話はさておき。
リーアム・ニーソン主演、です。
個人的には、こういう、所謂“演技派”の俳優さんがアクション作品に出る、というのは、大賛成で、やっぱりいいワケですよねぇ。L・ニーソン。
製作はリュック・ベッソン組、ということで、脚本にもL・ベッソンがタッチしてますけど、脚本は、「上手い」という部分と「チープ…」という部分が、なんか、交互にっていうか、なんかマダラなんですよねぇ。
ムラがある、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-34558760458786047852014-02-05T00:47:00.002+09:002014-02-05T20:19:25.594+09:00「ストーン」を観たCS(FOXムービー)でやってたのを録画してあった、ロバート・デニーロ主演の「ストーン」を観た。
いや、平日の昼間からなかなかなモノをぶっこんで来るな、という、CS放送の番組編成の奥深さを改めて感じた作品だったんですが、とにかく地味で、かつ、かなり深くえぐってくる、という作品でした。
テーマはずばり「信仰心」。
“宗教”とか、具体的な“キリスト教”とかよりも、もうちょっと深く踏み込んだ領域を描こうとしています。
デニーロ演じる主人公は、刑務所の職員として、仮釈放を望む囚人たちを審査するのが仕事。(看守ではない)
そのデニーロに仮釈放の審査を申請している囚人役に、エドワード・ノートン。
その囚人の妻で、主人公を誘惑する役が、ミラ・ジョボヴィッチ。
もう一人、大事なキャラクターで、主人公の奥さん、という人物が出てきて、だいたいこの四人でストーリーが回っていきます。
とりあえず、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-81319933389579806072014-01-13T17:48:00.000+09:002014-01-13T17:48:56.271+09:00「たそがれ清兵衛」を観たBS日テレで、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」を観た。
もう12年前、ですか。
山田洋次監督が、寅さんシリーズを作り終えて、「学校」シリーズの後に時代劇を撮り始めて、その最初の作品。
宮沢りえが物凄い可愛い、というか、美しいですけど。
脚本は、山田洋次監督と朝間義隆。
東北の小藩を舞台に、ということで、時代考証云々が語られる作品ですけど、個人的には、(十年以上経っている、ということもあるんでしょうけど)その辺はあまり気にならない、というか、なるほどな、というぐらいで。
リアリズム/リアリティっていうのとは別に、やっぱり“山田洋次節”的なモノで満ちている作品なワケですよねぇ。
閉塞感・緊張感に満ちた幕末という時代背景なのだ、ということを宣言しておきながら、その閉塞感や緊張感とはまったく異なる、日常、あるいは日常の幸福、家庭、というモノを主人公は追い求め、しかし、これまたUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-86690044995237100732014-01-07T17:47:00.000+09:002014-07-25T01:20:33.295+09:00「ゼロ・グラヴィティ」を観たJR二条駅の駅のすぐ目の前にある、TOHOシネマズ二条で、3D作品「ゼロ・グラヴィティ」を観た。
事前に情報をあんまり仕入れず、単に「かなり良いらしいぞ」ということだけで行ったんですが、いや良かった。
かなり良かったですね。
観た直後の(手前味噌ながら)自分のツイート。
思わず、呟かずにいられませんでした。
『ゼロ・グラヴィティ』素晴らしい‼︎ 隕石なし。コンピューターの反乱なし。地球外生命体なし。ウィルスなし。地球の危機なし。あるのは、ヘルメット、無線交信機、パラシュート、あと消火器。生命としての人間。コミュニケーション、ユーモア。意思。圧倒的なヒューマニズム。良い作品でした!
— チダカツ (@chidakatsu) 2014, 1月 6
やっぱりこの、ヒューマニズムっていうか、いわゆる“人間本位”な所ですよね。
なにかとんでもない事態、天変地異とか神の怒りの鉄槌Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-85394764829559314992013-11-08T18:46:00.003+09:002021-11-01T23:52:25.437+09:00「評決」を観たCS放送で、ポール・ニューマン主演、シドニー・ルメット監督の「評決」を観た。
たまたまだと思うんですが、この間の「その土曜日、7時58分」とは違うチャンネルでやってた「評決」を、せっかくなので、ルメット繋がりということで、ということで。
素晴らしいですね。さすがルメット。
さすがポール・ニューマン。
冒頭、力強いアングルで、P・ニューマンが、クールなイメージを真逆に裏切る、くたびれた老人役として登場して、と。
しばらく、彼の“墜ちっぷり”が描写されるワケですね。
仕事にあぶれ、仕方なしに、新聞の死亡欄を見て、その葬儀の場に「友人なんです」って嘘をついてもぐりこんで、名刺を渡して、という、どうしょうもない営業をしている老いた弁護士。
酒に溺れて、アル中で手が震えてグラスが持てなくて、口をテーブルの上のグラスに近づけて、という、強烈なカット。
いや、これは作品全編に言えることですUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-82254742201961073102013-10-25T18:00:00.001+09:002013-10-29T13:36:57.747+09:00「あの日の指輪を待つきみへ」を観たシャーリー・マクレーン主演の「あの日の指輪を待つきみへ」を、NHKBSのプレミアムシネマで観た。
いやぁ。素晴らしい。
知らない作品でしたが、これは傑作でしょう。面白かったです。
冒頭、お葬式のシーンから始まるんですが、そこで、シャーリー・マクレーン演じる老女の夫が亡くなった、ということが明示されます。
彼女の、夫(と、夫の死)に対する、ヘンな感傷が描写されて、(夫が愛した)娘との関係性も、描かれます。
つまり、なんかうまくいってない。
それと、夫の戦友、というのが登場して、作劇のセオリー通り、老女と夫と戦友たちの過去が、語られ始める。
現在と過去の、2つのストーリーライン。
それからもう一つ、アメリカ・ミシガン州で進行する2つのストーリーとは別に、アイルランド・ベルファストを舞台にしたストーリーも、同時進行で進んでいきます。
キーワードは、IRA、爆弾テロ、母親の蒸発、失業Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-61802703992283133662013-10-22T16:59:00.000+09:002014-01-15T21:01:43.213+09:00「その土曜日、7時58分」を観たえー、久しぶりの更新となってしまいまして・・・。
ワリと最近、住環境が劇的に変わりまして、BS/CSが観られるようになったんです。
今までは、地上波だけでしたから・・・。
で、チャンネルが多すぎて戸惑ったりとか、テレビ番組表が分かんないとか、そもそもチューナー(のリモコン)の使い方がよく分かんなかったとか、そういう時期も乗り越えまして。
(USBで繋げたHDDに予約録画する、なんてことも、出来るようになりました。)
で、と。
シドニー・ルメット監督の「その土曜日、7時58分」を、観ました。
そもそも監督が誰だっていうのもまったく知らない状態で観たんですが、イーサン・ホークが助演で出てます。なんだか情けない次男坊を好演。
イーサン・ホークはでも、アレですね。
いわゆる「ハリウッドのスター」になる道もあったと思うんだけど、こういう渋い役だったり、“汚れた”キャラクターをUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-701894396800852625.post-43931627360549345432013-01-23T02:04:00.000+09:002013-10-29T13:42:23.013+09:00「ロンドン・ヒート」を観た渋谷の、かつてシネカノンの劇場だった、ヒューマントラストシネマで、「ロンドン・ヒート」を観た。
なんでも「未体験ゾーンの映画たち2013」という特集上映だそうで、その中のひとつ、です。
テアトルシネマの会員割引で、1000円。(一般の値段も、1200円でそうで、良心的な価格になっております。)
さて。
原題は「The Sweeney」。警察の特殊部隊みたい組織の名称だそうで(SWATみたいなモンかな?)、そういうテレビシリーズが昔あって、それのリメイク、ということでもあるみたいです。
邦題はズバリ、パチーノデニーロの名作「ヒート」からの流用と思われまして、実際に作中でも、「ヒート」を明らかに意識した、ライフルと強奪したカネが入ったバッグを背負った犯人たちとの、街中での銃撃戦のシークエンスがあります。(長回しではない)
この作品の面白いポイントは、かなりアメリカ(ハリウッド)ナUnknownnoreply@blogger.com0