2014年2月9日日曜日

「金環蝕」を観た

BS朝日でやってた、「金環蝕」を観た。



知らなかったんですが、政界の汚職を描いた、なんか物凄いオールスターキャストの作品。
実際にあった汚職事件をモデルに、登場する人物も、みんな実在の人間をモデルに描かれている、とのことで、「史実を忠実に描く」のがテーマの作品、ですね。
1975年に製作されてて、原作はさらにその10年前に刊行されています。


という、“データ”をまず書き出しておかないといけないワケですね。


結論から言うと、けっこう面白かったんですが、なんていうか、“強いストーリーライン”というのを感じることはなくって、それは、平成26年の現代では、この手の“汚職の構図”っていうのは、もう十分過ぎるくらい知らされているからなんですね。

だけど、原作が書かれた時代や、映画化された時代には、多分まだ“新鮮味”みたいなのがあって、その「巨悪を暴く」みたいなテーマはそれなりにキャッチーだったと思うんです。

個人的には、だからストーリー自体にはもう新鮮さは全然なくって、ただ、こういうジャーナリスティックな作品も作り得るんだ、という、そこですよね。

オールスター、ですから。



とにかく、登場人物に“善人”なんか一人も居ないワケですよ。

唯一、高橋悦史演じる“ジャーナリスト”が、“正義”っぽいことを口にするんですけど、彼自身も、なんか町工場の2階に狭苦しい事務所を構えた、怪しい情報誌の主宰者、という役どころで、電源開発公社の社長から「賛助金」の名目でカネをせしめてる、みたいなアレで。


なんかもう、凄いですよねぇ。ドロドロ。


宇野重吉の、なんかもう原形が分かんないくらいの“異形”な役作りとか、やり過ぎちゃって逆に聞き取りにくい、みたいになっちゃってますけど。
仲代達也も、顔色すげー悪いし。



あと、徹底した男尊女卑の描写は、面白かったです。
女は、なんかもう、“男の持ち物”なんだ、みたいな。

ジャンヌ・ダルク的なヒロインなんか、登場しませんから。



誰もが、欲のために生き、欲のために話し、欲のために動き、欲のために殺し、そして死んでいく、という。



まぁ、アレですよね。
ALWAYS 三丁目の夕日」とセットで観たら、なおいっそう面白いんじゃないんでしょうか。
(俺は観ないけど…)




うん。
なんか、ざっくりし過ぎの身のない文章になっちゃいましたが、面白いのは間違いないです。


高橋悦史、好きだし。
いい俳優さんですよね。













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