2009年7月30日木曜日

凄いモノを観た

この間深夜にテレビでやってた、忌野清志郎さんの追悼番組を観まして。


古舘伊知郎が司会の「ヒットスタジオ」で、ラジオ局(2社)を罵倒するという暴挙を決行したタイマーズの「ざまあみろ」と吐く映像も凄かったんですけど、個人的には、もっと凄いモノを観た、というか。


喉頭癌を患ってることが分かって、その闘病を(一度は)終わらせ、武道館で「復活コンサート」をする、ということで、その復活コンサートのオープニングに会場で流された映像、というのが、テレビでも放送されたんです。

多分、ご本人が携帯のカメラで撮ったものだと思うんですけど、ご自身のポートレイトなんですね。
ポートレイトというか、いわゆる普通の“自分撮り”というヤツで、携帯のカメラなんで、映像はすごい荒いんですけど。

抗がん剤の副作用で、毛髪が全部抜けちゃってる清志郎、というのが最初の写真。
で、そこから、多分毎日撮ったんだと思うんだけど、ずーっと写真が続いていくんです。おんなじ構図で。
だんだん髪の毛が伸びてる。


つまり、癌から回復の途上にある、ということなんですよね。

“復活”の道程を、携帯電話のカメラで接写した画像で表現する、という。
自分で手を伸ばして撮るワケで、だいたい構図が同じなんで、それが“演出効果”を生んでる、というのもあって。


それは、なんていうか、「自分の“復活”」を信じるご自身の気迫っつーのかなぁ。
信念というか。

コンサートの聴衆の前に帰ってきた日に、そういう姿も晒してしまう。
これから歌う、という前に、観客に、敢えてその姿を見せつけて、そして歌いだす、という。


執念、というか。キレイな言葉で言うと、想い。


最後、化粧してる顔になるんですよ。コンサート用の。


その後に、なんか、ベッドから起き上がって、みたいな小芝居が加えられちゃってて、それは興ざめって気がしたんだけど、でも、それもらしいっちゃらしいんですけどね。


全部コマ送りで、2分ぐらいの映像だったかなぁ。
頭髪が抜け落ちた姿から、回復して髪が伸びていって、最後はライブ用の化粧した顔になる、という。

ホントは、それだけでいいんだけどね。それだけで、「戻ってきたぞ」「今から歌うんだぞ」っつーのが十分伝わるから。



いや、マジで凄いモンを観たな、と。
そんな気分になりました。




あ。
あと、「愛し合ってるかい?」の元ネタとして紹介されていた、オーティス・レディングがコンサートで「We all love each other, right?」って言ってる映像も凄かった。
こっちはマジで震えを感じました。
すげー言葉だな。


オーティスの言葉は、「俺たちはみんな、お互いに愛を交し合ってる。そうだろ?」ってことですよね。
コンサートの、ユニティ感、一体感、ピースフルな感じ、そういうのを表現した言葉なんでしょう、きっと。



「愛し合ってるかい?」


いい言葉だよね。ホントに。


それから、ナレーションが三浦友和で、なんつーか、それだけで泣きそうになりました。

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