2009年5月27日水曜日

「ア・フュー・グッドメン」を観る

“軍人”特集らしい、午後のロードショーで、「ア・フュー・グッドメン」を観る。


ま、有名な作品ですし、今さら感想をどうこうってアレでもないんですけどね。

今回久しぶりに観て感じたのは、「エラい低予算なんだな」と。
いや、もちろん、スター揃いですから、ギャラやらなんやらは凄いんでしょうけど。

これ、殆ど室内だけで撮ってるんですよねぇ。
撮影場所を、かなり限定している。
ということに気づいたりして。


軍属の法律家たちのいるオフィス、キューバの基地の官舎とオフィス、法廷(廊下も含めて)、主人公の暮らすアパート、と、ざっとこんな感じ。あとは、モーテルの室内とか、酒場の店内とか、そんなモンですから。
これは、どれもセット内で撮影出来ますからね。

キューバの基地の敷地、という設定で、広い庭園みたいな場所が出てきますけど、こんなのどこにでもありますから。


あとは、スターたちの演技力と存在感だけで、という。
むしろ、そういう、ロケーションとかそういう“余白”がない分、観る側も役者陣の演技に引き込まれるようになってるのかもしれないし、演出側も、「そこに力を注ごう」という、ある意味では割り切りなんだけど、それは集中力にもなってるのかもしれない。

というかむしろ、セット撮影という、時間を比較的たっぷり使える環境を敢えて用意して、その中でいかに、迫力ある演技を引き出せるか、とか、そういうことなのかもしれないしね。

はっきりとした狙いの真意は分かりませんけど、まぁ、結果的にはいい作品なワケですから、前向きに解釈する必要はあるだろう、と。


内容は、ややボンクラな「エリート」で「二世」の制服組軍人が、現場の叩き上げの基地司令官と対立する、と。その対立劇の中で、そのボンクラが“一人前の男”として育っていく、と、そういうビルドゥングス・ストーリーですね。
ま、トム・クルーズの、キラキラな最盛期、という、そういう時期の作品。
個人的には、この主人公に対する共感は、正直全然出来ないし、結末も好きじゃないんですけど。

でもまぁ、そういう作品じゃないですもんね。


制服姿の(そして、巨乳の)デミ・ムーアはそれだけで観る価値があるし、ジャック・ニコルソンは、殆ど「居るだけで怖い」みたいな存在感だし、今はジャック・バウアーのキーファー・サザーランド(「24」)、ちょうどこの頃から“グッド・バイプレイヤー”路線を進み始めていたケヴィン・ベーコン(「スリーパーズ」)、“いい人”を演じて妙に収まりが悪いケヴィン・ポラック(「ユージュアル・サスペクツ」)、ちょい役でノア・ワイリー(「ER」)やキューバ・グッディングJr、と、まぁ、“役者”揃いですからね。


基本的には「法廷モノ」って扱いをされるんでしょうけど、(恐らく)予算の制約がそうさせてしまったと思われる、ある種の“密室劇”的な「室内劇」の構造も持っている、という、そういう作品でした。

シナリオの勉強にはいいかもね。うん。

という感じです。


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