2008年5月20日火曜日

堤幸彦監督の決意を知る

昨日の、NHKのプロフェッショナルの再放送で、堤監督が特集されていたので。
ま、スシ王子はともかく、番組中でも何度も「日本で一番忙しい」なんて言われてましたけど、とにかく撮りまくっている堤監督。


記憶頼りなんで、正確な引用ではありませんけど。

表情の核というのがある。それにジャストフィットする映像を撮れるか。それがないと、だたの客観的な画になってしまう。

“ジャストフィット”という言葉が出てくるところが、恐らく、独特な部分なのかなぁ、と。この、ジャストフィットするために、手練手管を感じる、あのカットワークやアングルがあるのかもしれません。
つまり、そこには必然性があるのだ、と。ただ奇をてらってああなるワケではなく。


“表情の核”かぁ。
それは、演じる人の側にある、ということですからねぇ。結構、仕草の一つ一つというか、細かい演出を付けてる姿が映ってましたけど、そこに浮かんでくる、人物の表情の核。
そこにジャストフィットする映像。

自分のイメージがあって、それを、俳優の演技とカメラワークでもって構築していく、という手法とは、少し違うニュアンスですよね。
まぁ、もちろん、そういう、ハメ込んでいく作業はあるんでしょうけど、その後のことなのかなぁ。

OKとNGの判断基準が、ジャストフィットしてるかどうかなのだ、ということなんでしょうかね。


「映画はどんな撮り方でも出来るから」みたいなことも言ってましたね。だからこそ、難しい、と。



それから、撮影現場の隅の方に、テントとかで簡易スタジオみたいのを設営して、そこから、モニター越しに演技を見る、というやり方が紹介されてました。マイクで指示出ししてたし。

生の演技にNGを出せない。感動してしまって。演技だけを見てしまって。怒られようが、徹底的に客観的でありたい。

ということでした。少し離れた所から、モニターを通して演技を見ることで、客観性を手に入れる、と。まぁ、俳優側としたらやっぱり違和感はあるんでしょうけど、そこは勘弁してもらう、と。

それから、演出意図を伝える為に、例えば前日に撮ったカットをPCで編集して、俳優陣に見せる、ということもしてるらしいです。繋がったシーンを見れば、確かに、何がしたいのかっていうのは、良く分かりますからね。
うん。その気になれば、そんなにコストもかかんないワケで、ま、とても合理的なアレだよな、と。



そんなこんなで、同時に「作品を経済的にも成功させたい」みたいなことも言ってて、さすがにその瞬間は凄味を感じましたね。現在52歳だそうで、「賞味期限もあとそんなに残ってない。だからめちゃくちゃ焦ってる」とも。

0 件のコメント:

コメントを投稿