2008年5月18日日曜日

アレ、ブレ、ボケ

東京都美術館(恵比寿)で個展が開かれているという、森山大道さんについての記事が新聞に載っていたので。



都会、それも「いつもパトカーの音が聞こえるような」猥雑な場所に引かれる。いまも東京・池袋の仕事場から、新宿あたりに出かける。

「高層ビルもゴールデン街も、劇画や、『ブレードランナー』のような人工的な映画の世界に見える。でも、そんなバーチャルというかペンキ絵みたいなものが、僕にとってはリアルなんです」


そうした街を撮るのも、タイヤや花といったモノを撮るのも、基本は白黒。

「エロチックに見えるし、前後の記憶がかかわっている気がする。撮った今とつながる過去も、今の後にくる未来も、両方の時間が見える気がする

例えば数年前に新宿の家電量販店の前で撮った写真は、70年代の風景にも見える。色を捨象した世界が時を超えた街の顔つきや欲望、不安を抽出しているからだろう。つまり、普遍化。それは、ハワイという色彩世界から熱帯の倦んだ空気を抽出した近作でも変わらない。街ゆく人が左右対称になった瞬間を逃がさない嗅覚があってこそ、だが。




時間があったら観に行きたいなぁ。

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