2007年7月17日火曜日

「グロリア」を観る

Mr.NYインディーズ、ジョン・カサヴェテスの「グロリア」を観る。恥ずかしながら、初見ですが。

冒頭いきなり、激マブのラテン系美女(プエルトリカンという設定です)が登場し、そしてすぐ死んでしまい、入れ替わるようにグロリアが登場する、というオープニングにちょっとビックリしつつ、しかし、そのラテン美女(超タイプです)を延々と追う描写は、これこそがカサヴェテス節である、みたいな感じ。
こういう演出とカメラワーク、正直、憧れます。

カメラワークで言ったら、地下鉄の車内から、窓の外のホームを映したり、エスカーレーターを上がっていって、そのままビルの外に出て行ったり。
やるか、俺も。お手製ペットボトル・ステディカムで。

例えば、銃を構え合ったりするシーンだったり、交渉シーンだったりの緊迫感は、さすがに、何ていうか、“ほのぼの”感すら感じてしまうくらいの緩さなんだけど、それは当時とは時代背景が違うからであって、逆に、“男勝りのガン・アクション”を見せる女、というフィクションを構築するのではなく、“男と対等に渡り合う為のツール”としての銃、という意味では、もの凄いリアルだし、無意味なアクション演出の垂れ流しにさらされている身には、新鮮だし、有効だし。

同じことは、グロリアのキャラクターにも言えることで。単なる“強い女”じゃなくって、別に“美しい女”でもなくって、色々悩んだり、無計画に開き直ったり、無茶をしたり、しかし勇敢だったり、そういうヒロイン像というのも、素晴らしいなぁ、と。
パム・グリアが演じたキャラクターたちなんかとの関係性とか、そういうのも気になる所ですが。まぁ、それは置いといて。

ちょっと気になったのは、“スパニッシュ”を“スペイン人”なんて訳しちゃったりしている、その辺の稚拙な感じ。まぁ、昔のアレだからしょうがないんだけどね。
でも、大事な部分だからさ。そういうディテールって。

うん。さすが、クラシックと呼ばれる作品だけあって、良かったです。

シャロン・ストーンのも観てみようかね。せっかくだから。勉強も兼ねて。

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